【読書記録】老いる勇気⑤ 〜執着があってもいいではないか〜
死を意識したことがないという人はいないかと思います。
多分歳をとってくるとなおさら感じることでしょう。
死ぬ怖さみたいなものはあって、死んだらどうなるんだろうってことを考えてしまいます。
ですが、そんなこと考えても答えが出るわけでもなく不安だけが多くなってしまいます。
本書の中でも紹介されているのがソクラテスの言葉です。
「死を恐れるということは、知らないことを知っていると思うことだ」
死んだらどうなるのかを知っている人は、今生きている人の中にはいない。だから考えても答えが出るのは限らないし、受け入れるしかない。
本書を読んでいて思ったのは、たしかに死ぬことを考えてもしょうがないよなぁって思いました。
死というものを扱ったものとしては最近「100日後に死ぬワニ」がバズりました。
きくちゆうき (@yuukikikuchi) | Twitter
あの4コママンガは僕も好きで読んでいて、ワニくんは何気ない日常を真剣に生きているなぁっていうのを感じていました。
ワニくんが死ぬのは、読者の僕らは知っています。ですが、ワニくんは知らない。知らないし、多分死に目も向けずに今を生きていたんだと思います。
どう生きるのか?
多分、ワニくんも友人や恋人と過ごす今を生きていたから、多くの読者に愛されていたんだろうなと思います。
そんなワニくんを愛する読者の1人としてワニくんのように今を真剣に生きていきたいなと思いました。