なんのために生きるのか
なんのために生きているのか
なんのために学校にいっているのか
なんのために命を使っているのか
今、通勤するときには必ず中村文昭さんの講演を聞いています。
なんのために
僕は何のために生きているのか
そのことについて
朝も夜もずっとそのことを考えて
考えて考えぬいています。
先日ある塾生から言われました。
先生はなんで安定している先生を辞めたの?
残業代は出ないけど、安定してるんだよね。
僕は、やりたいことをもっとやりたかったからだね。
確かに安定はしていない。
もしかしたら給料は出ないかもしれないけど、自分の生きたいように生きていけてるから、今は楽しいよ。
そう答えました。
僕は、もっと人と生きるってなんだろうか?
どんな人生を歩んでいったら、楽しいんだろうか?
どう生きていけば、そこにたどり着けるのか?
自分の可能性をもっと広げて、自分の人生を精一杯楽しんで歩む日本人を自分を含めもっと増やしていきたいと
今は、強く思います。
日本に生まれ、日本に育ち、日本人に囲まれて今まで生きてきました。
僕と関わってくれた人は、みんな素晴らしい人たちでした。
家族のみんなには、色々とあったけど、今では感謝しています。井上家に生まれてたから今の僕がある。そう今では、言うことができるようになりました。
小学校から中学校までの友達や先生には、沢山お世話になりました。地元のみんなと遊んだり、話したり、時にはケンカもして、過ごした日々は宝物です。理科を工夫して教えてくれた先生がいたから僕は理科を好きになりました。
帰りの会で漫才をしたり、学年委員のみんなと泊まりがけで学年集会での出し物を考えたり、みんなと一緒になって作っていった学校生活が楽しかった。
高校生の頃に入ったボクシング部で、人生を変える出会いをしました。あまり褒められてこなかった人生を照らしてくれた人との出会いで僕は、先生になりたいと思いました。
部活を引退したあと、一緒に学生団体をやらないかと声をかけてくれた友人が僕に誰かのために動くことの楽しさを教えてくれました。
世界の子ども達について調べてみると、僕たちがいかに恵まれているのか、当たり前が当たり前ではないことを知りました。
大学に入り、神奈川から愛知へ
先生になるために飛び出してきて、僕はなんとなくその4年間を過ごしてしまいました。
遊ぶためにバイトをして、服を買うためにバイトをして、自分をとにかくよく見せたいという自分のことしか考えていない4年間でした。
なんのために大学にきたのか?
先生になるために入ったはずなのに。
僕は、4年間を振り返ってみると
先生になるためにしたことはなんだったんだろう?
楽しかった思い出は沢山あるけど、どんな先生になりたいのか?なにを伝えたいのか?
なんのために先生になるのか?
なんて考えもしなかったことに気づいたのは
教員採用試験に合格してからでした。
そこからご縁があり
他大学の教育に熱い学生達と出会いました。
こんなにもどんな教育がしたいのか考えている人たちがいるのか!!
もっとこの人たちと一緒になにかしたいという想いだけで
その時は動いていました。
みんなの満足した顔が見れた時のあの感動は今でも忘れません。
教師になり、自分は伝えたいと思っていることをどれだけ伝えられたのか?
自分のやりたいような教育ができているのか?
日々の業務をただこなすだけで精一杯で
どんな教育がしたかったのか?
自分はなにが伝えたかったのか?
それができた時もあったけど、果たして一貫してそれができていたのか?
なんのために、人を育てる仕事をするのか?
僕は、そこを真剣に考えるために辞めたんじゃないかと思います。
あの頃は、なんでかわからないけど、今のままではダメだと感覚的に思ってただけでした。
なんのために生きるのかをもう一度真剣に考えるために辞めたんだと今の自分からあの頃の自分を言語化するとそう言えるんじゃないかと思います。
今は、子どもたちと真剣にどう生きるのか、なんのために生きるのかということを真剣に考えていきたいと思っています。
僕も悩んで、色々と道に迷いながら、生きてきたからこそ
そこを一緒に真剣に考え抜いて、行動していきたいんです。
思いのまま、ここまで書きました。
なんとなく生きるのではなく
なんのために生きるのかについて
真剣に考えはじめて、生きることって楽しいんだなとそう本気で思えています。
まだまだ道の途中です。
人生の道がどんな道でもこれからも楽しみながら、僕なりに歩んでいきたいと思います。