【読書記録】老いる勇気④ 〜「今、ここ」を生きる
「あなたは今、人生のどの辺りにいますか?」
僕自身はまだまだ、道のはじまりにいると思います。あなたはどうでしょうか?
正直この道というのはどこまで伸びているのかわかりません。
先を見て行動しなさいと先生にはよく言われたものです。
ですが、この先どうなるかなんて考えてもわかりません。
コロナが今後どうなるのかなんて考えても検討もつかないのがいい例で、僕らは今この状況をどう生きるのか?
つまり今をどう生きるのかを大切にしたほうがいいんじゃないかと本書を読んでいて思いました。
本書の内容では、歳をとって、病床についた作者の母について書かれていましたが、あと何年生きられるのだろうか?この先どうなってしまうのかを考えるより、今を真剣に生きることの方が大切なんだよってことが書かれていると受け取りました。
今、ここを真剣に生きる
僕も過去に後悔したり、未来に不安を覚えることがありますが、大抵そういう時って今を大事にできていない時なんですよね。
そうだなぁ。そうだよ。
と読んでいて思いました。結局、今を生きるってことなんだよなぁって。今を真剣に生きている時って楽しいんですよね。
最近、サイクリングをしたんですが、なんの目的もなく風を感じながら、足をパンパンに痛めながら進んでいたんですね。
めっちゃ楽しいんですよ。あー生きてるなぁって感じるわけですよ。
こういうことなんだろうなって思いましたね。
目的とか目標とか関係なく、今を真剣に生きているか?
大事なのはここなんだろうなって再確認できました^ ^
【読書記録】老いる勇気③ 〜「生きている」だけで人の役に立てる〜
前回のおさらい
進化すること=現状を変えるために一歩前に踏み出すこと
誰かと比べることなく、また理想の自分とも比べることなく、自分が今までできなかったことができるようにしていくために、継続をしたり、工夫をしたり、新しいことにチャレンジしていくことで進化していく。
本日の読書記録と学び
本日は、本書の第3章「生きている」だけで人の役に立てる
を読んで感じたことについて書いていきます。
朝、目覚めたときに今日も生きていてよかった・・・
とあなたは感じていますか?
僕は全然感じることってなかったですし、今日の朝もなかったです。
朝だなぁ。昨日寝落ちしちゃったなぁぐらいの感覚しかありません。
ですが、本書を読んで何度もこの言葉は目にしているはずなのですが、忘れてしまっていることがありました。それは・・・
明日がくるって保証はどこにあるのか?
ということです。僕らは生きていることが当たり前になりすぎてしまって、また明日が今日のように訪れるとどこかで信じているのかもしれません。ですが、そんな保証はどこにもなく。もしかしたら・・・なんて出来事は簡単に想像することができます。1日1日を大事に生きること。真剣に生きること。今を生きること。を改めて考えさせられました。
自分の価値や生きる意味はなにか?
このように考えたときに、著者の岸見さんは、人は自分の価値や生きる意味を「生産性」で考えてしまいがちになると書いています。確かにこれは、そうかなと僕も当てはまることが多くて自分にはなにを生み出しているのかということを考えてしまいがちになっていることが多いです。だからなにもできていないときは価値がないんじゃないかと思ってしまうわけです。でも僕らが生きていることで誰かの役に立っていることもまた真実です。例えば、食事です。1人で食事を作って食べるより誰かと一緒に食事をしているときのほうが楽しいです。
自分のためだけに料理をするんじゃなくて、友達に食べてもらうためや好きな子に食べてもらうために作る料理のほうが楽しいです。誰かと一緒に料理をしているときもそうです。料理を手伝ってもらわなくてもその料理を食べてもらって美味しいと言ってもらえると料理をした人はうれしくなります。つまり、なにも手伝わずに食べるだけの人にも価値があるということなんです。そこに食べてくれる人がいるだけで作ってくれた人に貢献ができています。そして作った人も食べる人に貢献しています。貢献の連鎖がここで生まれているんですね。そしてこの「貢献感」こそ幸福を感じるために必要なもので、生きる力につながっています。
だれもがみな、自分にできる形で貢献していけばよくて、その方法は人それぞれに存在しています。「生きている」ただそれだけでだれかの役に立っています。そこを忘れずに今後も生きていきたいなと感じました。
【読書記録】老いる勇気② ~進化とは、前に進むこと~
前回のおさらい
老いること=衰えること
衰えること:今まで「できた」ことが「できない」に変わること
歳をとると経験が積まれていくので、若い時より物事を深く味わうことができるようになる。
この本の著者は「嫌われる勇気」の著者でもある岸見一郎さんなので、本書の中にもアドラー用語が出てきます。
進化すること=現状を変えるために一歩前に踏み出すこと
できないことをできるようにしていくこと=進化すること
と考えていくと、進化とは前に進んでいくことなんだなと本書を読んでいて感じました。
そしてこの前に進むというのは新しいことにチャレンジすること以外にも、なにかを継続することや改善していくことも含まれています。
これをアドラー用語で表すのであれば
「健全な優越性の追求」
というそうです。
これはどういうことかというと、他者と優劣を比べるのではなく、なおかつ理想の自分と比べるのでもなく、今の自分から一歩でも前に進んでいることに喜びを感じ、求めていく状態のことです。
ダイエットに取り組む人を思い浮かべてもらえばいいのかなと思います。
あの人よりやせているとか太っているとかを比べるのでもなく、理想の体型から比べるのでもなく、一日一日努力をしたり、工夫をすることで毎日少しずつ体重が減ったり、筋肉がついている過程を楽しんでいるような感じです。
まさに今自分がそんな感じなのですが、筋トレをしたりして、次の日に筋肉痛がきているといいね。頑張っているな自分みたいな感じでこの毎日を楽しんでいます。
今自分のダイエットも毎日少しずつの変化しかありません。
むしろ体重的に見ると変化していない日だってあります。
でも毎日続けていくことや改善したり、新しいことを取り入れてみたりすることで前に進んでいる気はします。そしてそれが楽しくもあります。
小さい頃は、身長の変化や体つきが変わったり、勉強したら新しいことを覚えて前に進んでいることを感じやすかったですが、歳を重ねていく中でこの前に進んでいる感覚というのは日に日に感じにくくなっていましたが、1つ1つコツコツと前に進んでいくことが大切なんだなと感じました。人はいつでも変わることができる。
カーネルサンダースが今のケンタッキーを創業したのは、65歳の時です。
その時までに何度もビジネスで失敗してきたのです。そんなカーネルさんが今のケンタッキーを作り上げることができたのは、前に進み続けたからだと思います。
どんなことがあっても、前に進むことをやめなかった。できない理由を探すことは何度でもできたはずです。でもそれをせずに、一つ一つのことを丁寧にやり続けた結果が今現れているんだろうなと思います。
今、コロナウイルスでだれもが大変なときにあると思います。そんな今だからこそ、前に進んでいくために一歩を踏み出していくことが大切なんだろうなと感じました。
【読書記録】老いる勇気① 〜衰えることが老いること〜
老いるというのは、今の僕にとってはまだまだ先のような感じがする。
老いるというのは、歳をとっていくことではなく、衰えていくことだと著者の岸見さんは書いている。
衰えているというのは、今までできていたことが、できなくなっていくこと。
そのできなくなっている自分に絶望したり、憤りを感じることもあるだろう。
だが、岸見さんは老いることによって悪いことばかりではないということも述べていた。
歳をとっている(経験を積んでいる)からこそ、深か味わうことができる。
例えば、若い頃は難しすぎてよくわからなかった本が、歳をとってから読むとストンと自分の中に落ちてきたり、川のせせらぎや風景の美しさというものを味わうことができたりすることができるなどがそうだ。
だから、別に歳をとることは悪いことばかりではないと伝えてくれている。
じゃあ逆に衰えていくこと(できていたことができなくなること)とはなく、できなかったことができるようになることはなんというのかというのか?
それはまた次回読み進めて書いていこうと思う。
スーパーどうぶつーズ
作者は「100日後に死ぬワニ」でおなじみのきくちゆうきさん
100日後に死ぬワニもそうですが、コミカルな絵と話の最後には、考えさせられるような結末が待っています。
ご飯を食べていて、少し残してしまったとき
友達と些細なケンカをしてしまったとき
好きな子にアプローチしようともじもじしているとき
みんなのためを思って行動したけど、最後でドジって台無しにしてしまったとき
絵としてはあり得なそうなんだけど、実際にはあり得そうな場面を使って、最後にはハッと考えさせられる内容です。
さらっと15分ほどで読める内容です^_^
ぜひ読んでみてください^ ^