僕の人生は多分あそこで変わった②
前回のおさらい
ぼんさく少年は、毎日このままでいいのか?
おれの生まれてきた意味はなんなのか?
もっと認められたい!!
おれを認めてくれ!!
と熱望する男の子だった。
そんな子が、高校のボクシング部に入って変わりはじめた話は↓
https://bonsakubonbon.hatenablog.com/entry/2018/12/05/225338
ボクシング部に入り、1年が過ぎようとしていた。
ボクシング部では、1年間練習を続けないと試合に出れないというルールがあり、なおかつ2年生の夏で部活が終わる。
ちょうどこの頃からスパーリングが始まったのである。
スパーリングをしてみると
感じることは
いてぇ!!
殴られるのいてぇ!!
ということだった。
途端に怖くなっていた自分がいた。
そんな時
よりその気持ちが強くなる出来事があった。
ある卒業生の先輩とマスボクシング(寸止めというルールのスパーリングのようなもの)をする機会があった。
その先輩は、すごく怖かった。
並々ならぬオーラがあった。
実際にやってみると
殺気を感じた。
実際にパンチが当たってきた。
怖かった。
僕はもう逃げ腰になっていた。
そうなったらもう終わりで、あとはなすがままだった。
マスボクシングが終わり、僕は
泣いた。
怖くて怖くてたまらなくて
泣いた。
ボクシングを始めて
はじめて感じる
本気で戦うという怖さを感じた。
辞めたくなった。
逃げたくなった。
僕は、また嫌なことから
逃げようとしていたのだった。
続く