【再読記録】嫌われる勇気~目的論と怒り~
嫌なことがあったから怒った!
ここはガツンと怒ってやらないと!
原因論的な考え方からすると何かの出来事によって、自分の感情が自分が意図しないところから引き出されてしまった。と感情の原因をなにかの出来事においている。
目的論で考えてみると
怒りという感情を用いて相手を言い負かしてやりたい。
怒りという感情を使って手っ取り早く相手を屈服させて、自分の意見を通してやりたい。
というように感情の捉え方が変わってくる。
イオンなどに言っても子どもを怒鳴ってしつけているお母さんをよく見る。
あんたがうるさくしていると他の人に迷惑がかかるでしょう!!
といいながら頭をはたきながら怒りの感情をぶつける。
そうすると確かに即効性はあるが、子どもはそれがどうして悪いことなのかという根本的な理解にはつながらずにお母さんに怒られたくないからやらないを選ぶ。
この怒りという感情にまかせずとも時間をかけてどうしていけないのか、どういう対応をとるべきなのかを真剣に説明してあげると子どもも理解する。ただ、一回説明するだけでは理解できないので、何度も説明する必要があるが、怒りという感情を使わないでも理解させることはできる。
感情はコントロールすることができる。
つまり、人間は感情に支配されていない。
感情は目的に向かうための道具でしかない。
感情によって行動が決められているのではなく、目的によって感情を引き出しているだけでしかない。
だから感情が出てきたときは、自分の目的はなんなのかというところを見つめてみる必要がある。
グッと踏みとどまって、
クルッと頭を一周させれば、
パッと正しい答えが浮かぶ
3年A組 今から皆さんは人質です
というドラマの中で出てきたセリフです。
感情が出てきた際には
グッと踏みとどまって、
この感情の目的はなにかと
クルッと頭を一周させて
この感情を利用しない方法を考えて
正しいアプローチの方法を探していく
相手と対等な関係を結びながら、話を進めていく上で必要なことだと思います。