【勉強】【教育】【子育て】【学び】一番記憶に定着する勉強法
どんな時に一番勉強が記憶に定着しやすいか?
間違いなく言えるのは、
人に教えようと思って勉強しているとき
だと実感しています。
これは勉強を教える立場になってみて、とても思いました。
大学を卒業して新卒で理科の教員になって
他の人より理科はできるという自信はありましたが、いざ教えようと思うとなかなかうまくできません。
学びなおしも必要でした。
教科書や資料集や理科の問題集とにらめっこしながら
授業づくりに時間をかけました。
すると自分がなんとなく理解していたこと
わかったつもりになっていることが
どんどん浮き彫りになってきます。
勉強すればするほど、
あ~これってこういうことだったのね
ということにあふれていました。
ただそれだけ理解してもいざ伝えようと思うと難しいです。
理科は目に見えない自然事象なども説明します。
どうやったらうまく伝わるのかというところも考えたり
黒板の使い方をどうしようか?
ここはプリントのほうがわかりやすいのかということも考えます。
たぶん、どの先生も通ってきた道だと思います。
より相手にわかりやすく伝えるためには
自分が一番勉強していないといけないんですね。
ということは授業をする上でいちばん成長しているのは
先生=教える人
です。
教える人は
知識を身に付ける必要があります。
どうやったら伝わるのかを想像力を働かせて考えて、それを上手く表現して発信する必要があります。
そして相手の反応を見ながら臨機応変に言葉や時には絵や図やジャスチャーも交えて伝える必要もあります。
間違いなく
教える人が聞いている人より成長しています。
じゃあいざ教えようと思っても
わかりやすく教えられるのかな~?
わかってもらえなかったらどうしよう?
そんなことも考えるでしょう
でも、わかりやすい教え方というのは
勇気を出してやってみて
失敗や成功を重ねて
いろんな方法を試してみて
いろんな人に説明してみて
やっと身に付きます。
だれかに教えるつもりで勉強してみてください。
そして、実際に教えてあげてください。
問題の解き方の説明をできるようになってみてください。
友達とお互いに説明しあうのをやってみて
お前の説明わかりやすいな~
ここも教えてよ!
これどうやるの?
あ~それはだね~
こんな会話が日常的にされていれば
友達同士高めあって、みんなで成長していけると思います。
上手く説明できるのかな?
わからないと言われないかな?
教えるの上手くないしな~
そんな風に思わなくてもいいです。
いきなりうまくできたら天才です。
あなたが授業をやってください!!
先生たちだって何年間もかけてやっと自分なりの教え方を確立できるんだから
失敗して当然です。
やってみて、うまくいかなかったら改善していけばいいんです。
そうやっていくうちにどんどんうまくなっていくから大丈夫です。
最初はだれだって失敗します。
でもこれをやってみると
絶対学力は伸びます。
説明力も伸びます。
記憶にも定着します。
勉強に困っている友達も助けることができます。
なにより、自分が成長します。
いいことしかありません。
だれかに今日学んだことを教えてあげてください。
説明してあげてください。
ささいなことでもいい。
その経験を積んでみてください。
ご家庭でやる場合は
親御さんはその説明を一生懸命聞いてあげてください。
時折つたない説明があるかもしれません。
そのときはヒントを出してあげてください。
一緒に教科書を見たり、問題を見て考えてあげてください。
その支えがとても大切です。
できたという感覚をもたせてあげてください。
それが自信につながります。
相手のために自分の知識を深める
相手に理解してもらうために自分の能力を上げる
人のために動いていけば、自然と成長していく
最初は失敗していても、その経験が大きな力になります。
最初の1歩を踏み出して、教えてみよう!説明してみよう!
大丈夫!!
その1歩が大きな成長につながるよ!