【再読記録】嫌われる勇気 〜人は変われる、だが変わらない決断をしている〜
人は変わることができる。
そして多くの人が変わりたいと思っている。
広瀬すずのような容姿だったらな。EXILEのような身体だったらな。クラスで人気者のあいつみたいに社交的な性格になれたらな。
自分以外の誰かへの変身を願っている。
だけど他の誰かに変わることはもちろんできない。自分の身体や精神を他の誰かのものと交換することなんてできやしない。じゃあ僕らにできることは?
自分が今のままの自分で幸せでないと感じているのなら、変わらないといけない。自分の性格や在り方を変えていかないといけない。変わる勇気をもって、今の自分を受け入れて、人生の在り方を変えていかないといけない。人生の在り方を変えることが、自分が変わることになる。そしてその人生の在り方は変えることができる。
変わりたいと思っていても変われないのは、「変わらない」ことを決断しているから。
変えたいと思いながら、実は今までの自分を変えるのが怖い。
変わった自分には今よりもっと大変なことが起こるかもしれない。未来も見通すことができない。だから怖いのだ。そんな怖さを抱えるぐらいなら、今の自分には不満はあるけれど、「このままの自分」でいるほうが楽だし、安心だ。だから「変わらない」ことを決心している。
変わるには勇気が必要で、みんなこの勇気がなかなか持てないでいる。
「幸せになる勇気」が持つことが怖くてできないでいるのだ。
確かに怖い。だが本当に変わりたいのなら、今の自分の在り方をやめるしかないのだ。変わらない自分を正当化し続けるのをやめるしかない。もし◯◯だったらできるのにと可能性の中に生きることをやめないといけない。今、できていない自分を受け入れるしかない。
そして変わる勇気を持ち、今の自分の人生の在り方を変えていくのだ。人は変わることができる。これまでの人生になにがあったとしても、これからの人生はその影響を受けることはない。
人は変わることができる。必要なのは勇気だ。