教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

【読書記録】生きる技法⑬ 〜自分を嫌っているなら、誰も愛せない〜

前回のおさらい

大抵の人は、自分を認め自愛する力を持つと共に、自分を認められず自己嫌悪に陥る、という二面性をもっている。

執着は愛情と誤認させることがある。

 

前回の読書記録はこちらからお読みください。

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

本日の読書記録と学び

命題3ー6 執着する者は、決してその対象となる人の真の姿を見ようとはしない

命題3ー7 自分を嫌っているなら、誰も愛することはできない

(本文引用)

 

 他人に執着する人は、他人の持っているスペックを見ていて、その自分にとって都合のいいスペックを利用する。

例えば、知り合いに有名人がいて、よく一緒に遊んでいるんだという話をする人は、有名人の知り合いがいるということを話のだしにつかう。そうして注目を浴びようとしている。そして「いつでもサイン色紙でももらってきてやるよ」みたいないつでも自分のためにその有名人の知り合いが動いてくれるという妄想をして、その前提で話を進めていく。そして例えばその有名人の知り合いがなにかスキャンダルでも起こすようなら、手のひらをひっくり返したように離れていくか、「いつかやると思っていたんだよね」と言って攻撃する。

この執着している人の例で言えば、その人のもっている「有名人」というスペックを利用しているだけで、その人の真の姿を見ているわけではないんだなと思う。そしてその有名人の知り合いが他の誰かと仲良くしていると嫉妬するんじゃないだろうか。あたかもその人は自分の所有物として扱っている証拠がこれだと思う。恋人の関係でもこういうことってあると思う。束縛が激しいっていうのもこの執着に該当するんだろうな。そこに愛はあるんか?という某CMを思い出した。自分勝手な執着を愛情と押しつけていくのは果たして愛なのか?そんなことを考えさせられました。

 

次回の読書記録はこちらからお読みください。 

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

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