教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

【読書記録】生きる技法⑭ ~人を愛するためには、自分を愛さなければならない」

前回のおさらい

執着する者は、決してその対象となる人の真の姿を見ようとしない

自分を嫌っているなら、誰も愛することはできない

 

前回の読書記録はこちらからお読みください。

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

本日の読書記録と学び

命題4 人を愛するためには、自分を愛さなければならない

ところが、多くの人が、次の間違った命題を信じています。

間違った命題4-1 自分を愛することは、他人を犠牲にすることである

この命題は、次の正しい命題を間違って表現したものに過ぎないのです。

命題4-1 自己愛は、他人を犠牲にする

この「自己愛」を、「自分を愛すること」と誤って解釈すると、次の命題が出てくるのです。すでに説明したように、「自己愛」は「自分を嫌うこと」から生じるので、この解釈は間違っています。自分を嫌っている人が、その苦しみからのがれるべく、自己像を偽造するために、必要な資源を、他人から奪うのです。

次の命題もやはり、間違っています。

間違った命題4-2 他人を愛することは、自分を犠牲にすることである

これもまた次の正しい命題の間違った解釈です。

命題4-2 他人を愛することは、自己愛の否定による

「自己愛の否定」は「自己嫌悪の否定」ですから「自愛」です。つまり、他人を愛することは、自分を愛することによってはじめて可能になります。(本文引用)

 

自愛に犠牲という概念はない。犠牲がある時点で、自己愛になってしまっていて、自己愛は、自分を愛することでもない。自分を大切にすることができて、はじめて他人を大切にすることができる。すべては自分からはじまるんだなと思いました。

 

次回の読書記録はこちらからお読みください。

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

生きる技法 [ 安冨歩 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2020/2/13時点)

楽天で購入