教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

【読書記録】生きる技法22 〜選択の自由〜

前回のおさらい

【命題5ー3】自立は、金では買えない(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp92 )

【命題5ー4】貨幣は他人との信頼関係を作り出すために使うべき(pp93)

【命題5ー5】貨幣は他人とのしがらみを断ち切るために使える(pp93)

【命題5ー6】経済人ではなく、有徳人になる(pp96)

前回は、お金の使い方について学びました。自分の欲を満たすためではなく、他者との関係性づくりのためにお金を使うことが自立に繋がることを知りました。

 

前回の読書記録を読みたいという方はこちらからどうぞ

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

本日の読書記録と学び

自由はお金で買えるのか?

お金があればなんでもできるのか?

答えはノーです。愛はお金で買うことはできないですし、死からはいくらお金を積んだところで逃れることはできません。

ただ、お金はないよりはあったほうがいいのは、誰しも経験している事実だとは思います。

お金があれば、好きなものを好きなときに買うこともできますし、旅行に行ったりすることもできるし、色んな場面でお金はあって困ることはありません。安富氏はお金をもつことで「選択の自由」を得ることができると述べています。というのもお金はみんなが欲しがるものなので、お金と交換になんでも手に入るからです。お金と共に社会的地位を持つことでこの「選択の自由」を得ることができます。これもみんなが欲しがるというのが理由です。お金と社会的地位のどちらもみんなが欲しがります。その2つがあればなんでも手に入るということを知っているからだと僕は思います。だから多くの人がお金の稼ぎ方や社会的地位の獲得の方法を知りたがります。つまり、その欲しがっている人たちにお金や社会的地位の築き方を教えてあげることでその人の持っているものを手に入れることができてしまうわけです。例えば、最近だと副業で稼ぐという方法を教えてくれるものが流行ってきているなと思います。そういうサービスも増えてきました。

ですが、多くのお金を手に入れたり、高い社会的地位をもっている人はそこを守るのにも苦労することになります。有名人がわかりやすいと思います。例えば、誰も知らないような人が不倫などをしてもニュースにもなにもなりませんが、有名人が不倫をしたりするとみんな寄ってたかって攻撃します。そんなニュースはとても多いですよね。高い社会的地位や巨額のお金を所持することで失う自由も多くなります。こう考えていくと「選択の自由」は自由なのかという疑問をもちます。これに対して安富氏は

【命題6】自由とは、選択の自由のことではない(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp101 )

【命題6ー1】「選択肢が豊富にあること=自由」ではない(pp102)

と述べています。選択肢が沢山あって選びたい放題であるということは、一般的に見れば自由のように思える。僕もそう思っていた。「選択肢が豊富にあること=自由」ではないとするなら「自由」とはなんなのか?正しい選択をしていくことが「自由」に繋がっていくのか?成功とはなにかについてまた次回読み進めていきます。

 

次回の読書記録 ~正解かどうかはやってみないとわからない~

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

「生きる技法」を読んでみたい方はこちらから

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

生きる技法 [ 安冨歩 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2020/2/20時点)

楽天で購入