教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

【読書記録】生きる技法26 〜自由な人は自立している〜

前回のおさらい

【命題7】自由でいるためには、勇気が必要である。(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp118) 

【命題7ー1】利己主義者は自分自身を嫌っている(pp119)

【命題7ー2】利他主義者も自分自身を嫌っている(pp119)

自分の伸びたい方向に伸びていくためには、他人に自分を合わせていったり、自分自身をよく見せようと思わずにしていくこと。つまり、自分に正直になって、どんな自分も受け入れて、前に進んでいく勇気が必要だと前回は学びました。

 

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本日の読書記録と学び 

【命題7ー3】自由人は自愛しており、利己的でも利他的でもない(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp120) 

【命題7ー4】自由人は自立している(pp121) 

自由でいるということは、自分自身に正直になって、自分自身を高めていくような行動をしていることである。結果的にその行動が誰かのためになることもある。そして自分自身を高めていくときに他人の力が必要になってくる。僕らは1人で生きていくことはできないからだ。誰かとの関わりを作ることで、自分の真の姿を受け入れてくれて、支えてくれるような人。依存できる人を増やしていくことが自立と自由になることには必要不可欠なようです。そしてこの関係は、ギブアンドテイクという関係ではなく、ギブアンドギブの考えなんじゃないかなとも本書を読んでいて思いました。与えられたから与えるのではなくて、与えたくて与えている。そして、相手も無条件で与えてくれるという関係。つまり、お互いにいつでも手を貸すことができる関係です。本当に自分が困っているときに自分のことをなんの見返りも求めずに助けてくれるのが本当の友だちなんだろうなと思いました。親もそうですね。自分はなにかを与えるわけでもなく、無条件で与えてくれるじゃないですか。そこはギブアンドテイクではなく、ギブアンドギブの精神があるんだろうなと思いました。

 

「生きる技法」