教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

【読書記録】生きる技法24 ~自由と勇気〜

前回のおさらい

【命題6-2】成功とは、可能な選択肢の中から、最善の選択をすることではない(「生きる技法」 安富歩 青灯社 pp102 )

【命題6-3】人生には常に無数の選択肢がある(pp108)

【命題6-4】無数の選択肢の中から、正しい選択をすることなど、原理的に不可能である(pp108)

【命題6-6】選択を迫られるなら、その場を逃げ出すべきである(pp110)

【命題6-7】不可避の選択に直面しているなら、どれを選ぶかは問題ではなく、どのように選ぶかだけが問題である(pp111)

【命題6-8】自分の内なる声に耳を澄まして、その声に従う(pp111)

【命題6-9】どれかを選択した以上、別の選択肢はもう閉ざされている、と感じるのは誤りである(pp111)

 選択をするということが成功につながるということではなく、選択とは、その時の自分の納得のいく選択肢を選びとるという自己決定の機会だと捉えていけばいいのではないかということを前回学びました。「選択の自由」は自由とは違うようです。では、自由とはなんなのでしょうか?

 

前回の読書記録を読みたいという方はこちらからどうぞ

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

本日の読書記録と学び

【命題6ー10】自由とは、思い通りの方向に成長することである(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp113)

【命題6ー11】豊かさは自由を保障しない(pp114) 

自由になるために必要なのは豊かさではなく、自分自身が自分の進みたい方向に向かって成長していくことなんだなと思いました。豊かではなくても自由に生きているなぁって思う人は沢山います。仕事をやめて世界一周の旅に出かけている人や自分の好きなことを追いかけている人もゴロゴロしています。僕が社会人になりたての頃に行ったカンボジアの人たちは、多分僕らより貧しいんだろうけど笑顔で溢れていました。逆に日本には裕福なんだけど、なにかに縛られているように感じる人はとても多いです。自分の成長のために食えるか食えないのかを心配してしまうことってあります。僕も何度もありました。食えなくなったらどうしようかって不安になることも沢山ありました。ですが、今の日本はかなり恵まれてご飯に困るなんてことはほとんどありません。

【命題6ー12】現代日本では、簡単に飢え死にしないから、怯えなくていい(pp115)

生きていく上で、収入というものは必要だと思いますが、収入が増えることで使える額も増えますが、出ていく額も増えていきます。そしてお金があることで奪われる自由もまた出てきます。会社の接待とか飲み会とかがそうだと思います。付き合いだからいかないとということもあるでしょう。こういう会社勤めをする人の中にも自分自身の伸びたい方向に伸びていく=成長していくことができる人もいます。

自分が伸びたいと思う方向に自分を伸ばすためには、勇気が必要です。自分が「悪い子」であると思い込んで自己嫌悪に苛まれていては、決して自由を守ることはできません。(pp118)

自分自身を受け入れて、自分が成長していきたい方向に自分の目を向けていくためには、周りからどう思われようと、なにを言われようと、その成長に対して足を止めないための勇気が必要なんだなと思いました。

【命題7】自由でいるためには、勇気が必要である。(p118)

自分の成長したい方向ってどこなんだろうか?そこがわからなくなってしまう人は多い気がする。それこそ選択肢が多くなりすぎてしまった人はどこが自分の成長したい方向なのか、わけわからなくなってしまう。そんな時に必要なのが、勇気だなって思います。色んなバッシングが出ても、色々なことを言われても突き進んでいく勇気が必要になるんだなってしみじみとかんじました。

 

次回の読書記録 ~自分に正直に生きることで自由になる~

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

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