教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

学校の勉強は、考え方の基本を学ぶためにある(個人的な意見です)

前回のおさらいです。

 

① 実は大人も自分にとって必要な勉強をしているよ。

② 自分が好きなことや興味あることはどんどん勉強していこう。

←これは将来仕事につながっていくよ。

③ 学校の勉強も無駄じゃない。考え方や生き方の基礎がそこに詰まっている。

 

前回、学校の勉強がどうこれからの力になっていくのかを僕なりに考えてみました。(数学と国語のみ)

 

おさらいすると

 

数学だったら1つの出来事を順序だてて考える力

お母さんにどうやったらお小遣いを上げてもらえるかを話すときに便利な力になります。必要経費を計算した数字で話をするともしかしたらお小遣いが上がるかもしれません。もっと計算できるようになると自分でお小遣いを稼ぐこともできるようになります。

 

国語だったら日本語の使い方や言葉を読み取るや言葉をいかに見せるのかを考える力

SNSでみんなからイイねをたくさんもらったり、共感する文章を書いたり、なんかこの人頭いいなって思われる人って国語力が高い人です。本をたくさん読んだり、言葉を発信したりしながら身に付けることもできます。動画配信があるじゃんと思うかもしれませんが、視聴者を引き付けるための言葉選びなどは国語力がないとできません。

好きな子を振り向かせたかったらなお、その子が求めている言葉を瞬時に言えるようなそんな国語力が必須です。

 

前回の内容すべてのおさらいはこちらから

bonsakubonbon.hatenablog.com

 

今回は、英語と社会と理科について僕なりのその必修科目を勉強したら身につく力について書いていきたいと思います。

 

英語は、日本人以外の人と意見交換ができる力が身につきます。

俺は日本からでないから英語なんて勉強しなくていいんだと僕も学生の頃言っていました。英語が一番苦手だったからです。でも日本から出なくても、向こうから日本に来るんですよね。今でも外人さんが日本に旅行ではなく、仕事をしにきたり、移住しにきたりしています。その人がなにを話しているのか?その背景には、どんな文化と考え方があるのかは言葉に出ます。なので、英語を勉強することによって、その人の文化と考え方を学ぶことができるようになります。あと、海外旅行とかに行ったときに英語が話せるとめっちゃかっこいいです。僕も大学生くらいになってこのかっこよさに気づきました。どや顔できます。本気で英語学ぼうって思ったほどです。

 

社会は、様々な人の生き方のモデルと世界各国の文化と国の仕組みから生きていく上で大事な考え方の見本を見つけることができます。

社会は、地理と歴史と公民の3分野を学びます。

地理は、日本と世界の文化や土地としての特徴を学ぶことによって、自分の価値観を広げることができます。日本や世界にはその土地によって特徴があります。例えば、気温が高いとか低いとか、日が出ている時間が長いとか短いとか、牧畜に向いているとか野菜を育てるのに向いているとかです。そしてその土地によってそこで生きる人の生活の仕方も変わってきます。どんな土地でどういう生き方をしているのかを知ることによって、地球の歩き方を学ぶことができます。勉強していく中でその土地に興味をもって、旅に出ると学んだことを実際に肌で触れ、大きな感動を感じることができます。特産物とか世界遺産とかなんかテンションあがりますよね。

歴史ってテスト的には、年号と事件と人の名前を覚える暗記的な要素が大きくなってしまっていますが、本当に大事なのは、その年代に生きた人たちの生き様です。歴史的に名を残した人たちの人生を見て、そこから生きていく上で大事な考え方や道の選び方を学ぶことができます。好きな歴史的偉人の生き方ってどこか人間らしいところがあって素敵です。

公民では、政治や経済、倫理などのこれから生きていく社会生活の中のルールや仕組みを学ぶことができます。もっとも実生活に結びついているのが公民かもしれないですね。経済の仕組みや政治的な背景を知っていると今の日本がどのように動いていこうとしているのかを知り、今のままで本当にいいのかと考えるきっかけにもあります。どうやったらよりよい社会の生き方ができるのか?そこを考えるきっかけになります。

 

理科は、仮説を立てて、検証して、振り返る。これって人生において大事なことじゃんっていうことを考えることができます。あと、自然について学ぶので日常生活の現象がわかり、あっ!こういうこと!!っていう発見が多くあります。

実験や観察をするとき、仮説を立てます。この実験はこうなるだろうって考えるんですね。そして検証してみます。

うまくいったらどうしてうまくいったのか?

うまくいかなかったらどうしてうまくいかなかったのか?

って考えるんですね。そうすると原因が見えてきます。そこから改善策を見つけ、また検証をしていく。これをPDCAサイクルって言ったりします。

理科ってこのPDCAサイクルを何度も回していくんですね。人生においてもそうです。

例えば来週の日曜日に好きな女の子とデートをすることになりました。

そのとき考えるのは、

どんな服装で行こうか?どんな場所に行こうか?どんな会話をしようか?

などと事前にその女の子が喜びそうなことを仮説を立てます。

LINEでパスタが好きって言ってたから、パスタのおいしいお店だったら喜ぶかな?

とかを考え、そのプランを実行する。

上手くいけば、やっぱり好みを聞いておいてよかったなと振り返ることができるし

上手くいかなかったら、パスタじゃないほうがよかったのかな?もしくは俺の会話の選び方がまずかったか?と振り返ることができます。

 こうやって仮説を立てて、検証して、振り返るって理科において重要なことは、日常生活でも何度も出てきます。

 

まとめます。

学校で勉強することって

みんなが社会で生活していく上でも大事な考え方がたくさんあふれているんですね。

意味がないことなんてありません。そして君たちは大人になっても勉強をしていきます。そのための基礎が学校教育には詰まっています。

今一度、「勉強」って言葉について考えてみるいい機会です。

堅苦しくなく、なんか役に立つならやってみるかと気軽に親しんでもらいたいなと思います。