【読書記録】いま、ここで輝く
著者:おおたとしまさ
井本陽久先生、通称イモニイ
イモニイの在り方は、僕の目指す所に近い。
子どもを認め、承認する。
その承認は言葉だけのものではなく、その子のすべてを承認している。
だから子ども達はこれでいいんだ。自分は自分でいいんだと自信を持つことができる。
社会に出ると答えのない問いにぶつかる。
答えのない問いに諦めずに試行錯誤してぶつかっていかなければならない。
どうやったら解決できるのか、人に聞いてもわからない。
自分自身またはチームでその問いに挑戦をする。
挑戦に必要なのは自信と勇気だ。
自分ならできるという根拠のない自信はどこから生まれてくるのか?
そこには承認されてきた。自分は自分でいいんだと勇気をもらった経験なのではないか?
数学などの勉強には正解がある。正解のある問題に対してどのようにアプローチしていけばいいのか?果たしてこの解き方で合っているのか?もっといい解き方があるのではないか?
試行錯誤をして解答を探しているとき、楽しいと感じる。学びの楽しさはまさにここにある。
その答えが合っているのか?間違っているのか?は関係なく答えを探ることが楽しいのだ。
どうやったらこの問題を解くことができるのか?めちゃくちゃ頭を使って考える。教えてほしいわけでもなくて、その考えているのを見守り温かく包み込んであげる。
挑戦している姿を認めていく。大丈夫だよ。
あなたの前に進もうとしている姿を見守ってるよ。大丈夫だよ。答えが合っているか間違っているのかよりあなたがそうやって向き合っている。ただそれだけで素晴らしいんだよ。
そうやって承認する。
子ども達は今日も輝いている。
僕ら大人も輝いている。
ダメな人なんていない。
みんな輝いているんだ。
大丈夫。前に進もう!挑戦しよう!
そう奮い立たされる本でした。
【読書記録】2020年1冊目