【読書記録】お金儲け2.0
著者:川島和正
お金をもらうという表現をつかうと会社に入って、固定給をもらうといういわゆる雇われるという形を思い浮かべる。多分ほとんどの人がこの雇用形態なんだと思う。
これからは産業革命以来の大失業時代がやってくることになるのはなんとなく予想がつく。生涯雇用というのはもう約束されていない。
今まであった大企業が倒産することもあるし、公務員だってこれから安心という時代は終わってくるかもしれない。
ただこれは暗いニュースなのかと言われるとそうでもない。
新しい挑戦の幕開けだとぼくは捉えている。
Alやブロックチェーンなどがでてきたことによって、人がやらなくていいことがこれからどんどん増えてくる。
やりたくもないことをただ作業のようにやる必要がなくなってくるのだ。
つまり本当にやりたいことを仕事にしていくことができるような時代がやってくるということだ。
だれがゲームをやっていたらお金がもらえる時代がやってくると思っただろうか?
だれがyoutubeのように誰でも有名人になるチャンスがある時代がやってくると思っただろうか?
だれがスマホ1つあれば仕事ができる時代がやってくると思っただろうか?
この本には転売、せどり、アフィリエイト、貿易、不動産などなど様々な方法で自分自身で稼ぐノウハウが書かれていた。そのノウハウを使って実際に行動するのかどうかは自分次第だ。稼ぐために必要なのは、そこに踏み込んでいく勇気なんだと感じた。
人に雇われながら固定給がもらえる状況というのは、とても安心ができる。僕自身もそうだった。公務員時代は特に自分の収入とかお金のことなんていうのは何も考えていなかった。給料日になれば決まったお金が入ってくる。ここを不安に思う必要なんてない。
だが、一歩外に出て、自分で稼いでいくという道を選んでみるとどうにかしていかないといけないという危機感と切迫感がある。そこに踏み込むのには勇気と根拠のない自信がいる。そしてもう後戻りなんて考えていない。今日もまた新たな挑戦をしていくだけだ。
この本にはお金を稼ぐという挑戦をしなよって言われているように感じた。だが、ここにワクワクしている自分もいる。ここからまた挑戦の日々がはじまる。
そんな挑戦への後押しをもらえる本だと思っている。
最後にこの挑戦には、努力と時間がたくさんかかる。決して途中で諦めることなく、正しい努力をしていく必要がある。だからこそ達成したとき、面白さを感じられるのだと思う。ここからがまた新しいスタートラインになる。
【読書記録】2020年2冊目