【読書記録】生きる技法④ 〜破壊的構えの人には近づいてはいけない〜
昨日のおさらい
受け入れられた経験のみをもつ人は「創造的構え」をもつようになる。
受け入れられた経験をもたずに、何らかの像を押し付けれてきた人は「破壊的構え」をもつようになる。
多くの人はこの2つの側面をもち、このような経験をもつ人は「葛藤の構え」をもつようになる。
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本日の読書記録(本文引用)
「命題2−2 誰とでも仲良くすると、破壊的構えの人とも仲良くすることになる」
誰とでも仲良くしようとすると、破壊的構えの人が寄ってくる。そうすると破壊的構えの人との付き合いが主となってしまうので、自分の周りには破壊的構えの比率が上昇します。すると、
「命題2−3 誰とでも仲良くすると、あなたも破壊的構えに吸い寄せられる」
破壊的な構えの人と付き合う時間が長くなると自分自身も破壊的構えを主とした人格になってしまう。これでは、友だちはできません。支配ー被支配の連鎖に取り込まれてしまうことになる。なので
「命題2−4 破壊的構えに近づいてはいけない」
のであって、
「命題2−5 創造的構えに近づくべきである」
友だちを作るためには、創造的構えの人に引き寄せられるべきであって、破壊的構えは遠ざけねばなりません。もし破壊的構えの人を「友だち」と誤認して近づけてしまうと、「友だち地獄」におちてしまいます。そういう人は実際には誰のことも好きになったりはしませんから、「本当は私のことを嫌っているのではないだろうか」とこちらが思ってしまいます。ところがその人を「友だち」だと誤認している限り、自分のことを「人を疑う悪い子」だと思って罪悪感に苛まれます。するとその人は、こちらが抱いた罪悪感を利用して、支配してきます。誰とでも仲良くしようとすると必ず、こういう人物によって地獄に落とされるので誰とでも仲良くしようとはしてはいけないのです。
本日の学び
破壊的構えの人に近づくことすらしてはいけないというのは納得がいく。支配ー被支配の関係は「友だち」とは呼べないと思うし、地獄に落とされるという表現がたしかにそうだなと納得のいくものでもあった。創造的構えにも破壊的構えにもなりうる「葛藤の構え」の人達がどちらに引き寄せられていくのだろう。SNSが発展した今は、破壊的構えの人にそこから引き寄せられてしまうのではないかと危険を感じた。
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