【読書記録】生きる技法⑤ ~表面的な平穏さは、毒である~
昨日のおさらい
破壊的構えの人には近づいてはいけない
創造的構えの人に近づいていくべきである
破壊的構えの人を「友だち」だと誤認して近づいてしまうと、「友だち地獄」におちてしまう。
前回の読書記録はこちらからお読みください。
本日の読書記録(本文引用)
前回の内容を踏まえて、友だちになる人を創造的構えを持つ人に限定していたら友だちは増えないかもしれないと思うのだが、そのときには
「命題2-6 友だちは、友だちに紹介してもらえばいい」
創造的構えを持つ人には、創造的構えを持つ友だちがいます。だから自分の創造的構えをもつ友だちの中の自分の気の合う人と友だちになっていけばいい。そしてまたその人にも友だちを紹介してもらえば、創造的構えをもつ友だちがどんどん増えていく。だが、あなたの周りに増えてきた友だちの中には「友だちのフリ」をする人が混ざっているとその流れは崩れてしまう。なので
「命題2-7 嫌だと感じる人と、友だちのフリをしてはいけない」
こういう人とは、適当に距離をとっておけばいい。しかし、もしも、そういった人が、不愉快な押しつけをしてくれば、断固として抗議し、はねつける勇気は必要です。そのために、
「命題2-8 表面的な平穏さは、毒である」
表面的平穏を守るために、不愉快な押しつけを我慢すると、「友だちのフリ」をさせられることになり、それは、あなたの大切な友だちネットワークをあっという間に汚染されることとなる。むしろ
「命題2-9 表面的な対立は、動的な調和をもたらす」
破壊的構えを押しつけて来る人も、大抵は葛藤の構え(破壊的構えと創造的構えの両方をもつ)の人なので、創造的構えを背後に持っています。その破壊的構えに抗議しつつ、こちらは創造的構えを開いている、という態度を示せば、相手の破壊的構えを引っ込めさせて、創造的構えを引き出すことが可能になる。そうすればその人とも、友だちになることができます。これが動的な調和の意味です。
本日の学び
表面的な平穏を求めてしまうと我慢しないといけない。でも、いったん友だちのフリをしてしまうとどんどん自分の創造的構えの人との関係も壊されていくことになる。最後の表面的な対立が大事だなと感じた。これは別にその人自身を否定したりするわけではなく、破壊的構えそのものに対しての抗議をし、創造的構えならば受け入れる。その人の中にある創造的構えを受け入れられれば、その人も創造的構えになり、お互い友だちになることができる。だれかを利用したり、下げ落としたりしないで、その人の創造的構えを自分の創造的構えで 暖かく包み込んでいくことが大切なんだろうなと思いました。
次回の読書記録はこちらからお読みください。
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