【読書記録】生きる技法30 〜幸福であると感じる〜
前回のおさらい
【命題10】 夢を実現することそのものには、何の意味もない(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp132)
【命題10ー1】夢の実現のための過程に意味がある(pp133)
【命題10ー2】夢を実現する過程で得られる副産物が、あなたの糧となる(pp133)
夢を叶えていく過程で経験することが自分の糧となり、積み上げられていく。そんなことを学んだ。
前回の読書記録
本日の読書記録と学び
夢を描きつつしっかり歩むならば、その夢は実現しないとしても、その過程で得られることによって、あなたは次の夢を夢見ることができるようになります。そのような、夢の渡り歩きこそが、あなたの「道」です。(「生きる技法」 安冨歩 青灯社 pp134)
小さい頃の夢は弁護士になることだった。だから勉強を頑張っていた。だけど勉強していく中であー弁護士は何か違うなと思って、その次に目指したのが、薬剤師だった。これは勉強していく過程で見つけた次の夢だった。この夢は、勉強の中で見つけた。そして勉強していく中で教育という道にもたどりついた。色々と回り道をすることもあったけど、ここまできたのは勉強するのをやめなかったからだと思う。だから勉強をがんばれということではなくて、例えばスポーツで頑張ってきた人、例えばプロ野球選手の方も引退後はスポーツキャスターになったり、コーチになったりするという次の夢に向かっていく。これが人それぞれあると思う。夢を渡り歩いていく中で、自分の芯になるものが「道」になるんだろうなと思いました。
【命題10ー3】抽象的な「夢」は、かなえるとすぐに消えてしまう(pp140)
ここでいう抽象的な夢とは「東大に入る」とか「プロ野球選手になる」とか文字化できることのことを表すようです。では逆に具体的な夢とは「東大に入り、幸福に暮らす自分」とか「プロ野球選手になって、活躍する自分」とかその後のイメージまでができているもので、これは感情が加わっているので、その後まで続く夢になります。よく大学に入ることがゴールじゃないよと言われるのはこういうことなのかなと思います。
【命題11】幸福とは、手に入れるものではなく、感じるものである(pp140)
当たり前のことに思うようですが、ここに気づけない人は多数いて、僕もその1人だったのかもしれません。その人が自分自身をうけいれることができずに、自分の感覚が肯定されていないから、自分の感覚を否定して、「東大に入る」というような誰でも欲しがるようなものを手に入れようとするようになります。ただ、どちらがいいとか悪いということではないと僕は思います。手に入れた先で幸福を感じるようにもなると思います。どこかで幸福を感じることができればそれでいいのかなとも思いますし、幸福ってなんだろうって考えもします。
また、それは次回深掘りしていきたいと思います。
「生きる技法」
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