教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

板書はいるのか

今日電車に乗っていると

 

会社員の方2人が板書はいるのか

 

について話しているのがとても面白かった。

 

板書を写すより、先生の話を聞くことが大事なんじゃない?

 

そもそも板書は写メとればいいでしょ!

 

おれは小学校ノートをとったことなかったし、息子にもそれをさせているんだ!

 

ぼくは、その話を横で聴きながら、

自分を振り返ってみると

 

あっ!

おれ、板書してねぇな!笑

そう思いました。

 

板書はたまーにやるぐらいで

 

パソコンとスクリーンを使って授業をやっていた。

 

そして大事なことはプリントにまとめて配布していました。

 

そうすると授業の中で話したいことって10分の説明で終わるんですね。

 

そのあとは問題演習

主に実践重視の授業をやっていました。

 

板書をしない理由は

 

 

 

ぼく、チョークの粉が苦手だったんです笑

 

 

 

チョークを使わないで、授業ができないかなー

 

と考えていて

 

他の先生がパワーポイント使って授業しているのを見て

 

これでいけるやん!!

そう思いました。

 

でも学校には、プロジェクターを買う予算がなかった!

 

じゃあ!!

自分で買っちゃえっということで

 

自分でプロジェクターを購入して、

 

スクリーンは学校に沢山あったので、理科室にもっていって

 

理科室を自分の教室のようにして

 

全てのクラスの授業を理科室でやってました。

 

プリントを配る手間が毎回かかるので

 

プリントはセルフサービスでとってもらって

 

問題演習の答え合わせをぼくがやると

 

何十人も押し寄せてくるので

 

ミスがでてしまう

 

だから

答えのプリントを前に置いて

 

セルフで答え合わせをしてもらって

 

なんなら早く問題解けてしまった子は、ヒマになっちゃうから

 

問題がまだ解けていない子が教えてほしそうにしてたら

 

リトルティーチャーとか名付けて、先生になってもらっていた

 

ぼくは呼ばれたら教えにいくぐらいで、やってたことといえば

 

最初の10分は教えて、理科室の中をうろうろして、たまに教えて、時間の管理をしていただけでした。

 

ぼくは板書をすることを極力やめました。

 

チョークの粉が苦手だったから

 

そして、板書をやめたら気づいたんです。

 

授業の中で板書している時間がなくなったら

 

時間余るってことに

 

つまりこういう流れです。

 

板書をやめる

→時間余る

→問題演習する

→分からない問題を教えていく

→1人ではみんなを教えることできない

→問題がわかった子にやってもらおう

→わかった子は教えることで理解度高まる、わからない子はわかるようになる

→みんなハッピー!

 

毎回のテスト終わり、匿名でアンケートもとってました。

 

このやり方が合わないっていう子は数人いましたが、ほとんどの子はこのやり方がいいと答えてました。

 

ぼくの落ち度もあったりしたので、そういうことも書いてくれる子がいたので、ぼくも改善しながら、いい授業を作ろうと考えて試行錯誤していきました。

 

案外

 

自分でやりすぎないということ

 

なにかをやめてみるということ

 

今までの固定概念を捨ててみるということ

 

これってなにかを変えてみるいいきっかけになるかなと思いました。

 

ぼくは、板書をやめることで

 

今までのチョークに対するストレスと

 

板書を毎回やる労力

 

から逃れること

 

さらに苦手なものをやめることで、新たな突破口を見つけました。

 

板書はいるのかという話から

 

話が飛躍して授業の話になりましたね笑

 

一斉授業をするのも楽しかったので、どこかでお声がかかれば、またやりたいなと思います。

f:id:bonsakubonbon:20180903220815j:image