【書評】100万回生きたねこ
ぼくらには、前世があると言われているが、前世の記憶は全くない
本当にあるのかもわからない
前世はなんだったんだろうかと考えてみても、わからない
前世があるなら後世はあるのか?
どうなのかは全くわからない。
ぼくらは今の世界を生きている
物語では、100万回死んで、100万回生きたねこの話
100万人の人に飼われて、100万回死んだで、100万人の飼い主は泣いた
だけどこのねこは1回も泣かなかった
ねこは飼い主のことを嫌いだった
満足していなかったのではないか
100万回生きて様々な経験をして、様々な能力をしたけど
1回も満足していなかった。
100万1回目の猫の命
このときはじめて泣くことがあった。
ねこは恋をしていた。
はじめて生きたいと思ったんじゃないだろうか
はじめて生への執着を覚えたのではないだろうか
その恋猫が死んでしまったとき、はじめてねこは泣いた
ねこはなにを感じていたのだろう
100万回生きた猫の命
猫の平均寿命は15歳
ということは約1500万年もの間生きていたことになる
その長い歴史の中で、ねこは一度も恋をしなかったのか
ねこが自分の命の中で満足できなかった理由はなんだったんだろうか
生きていたいと思えなかったのはなんでなのだろうか
自分事として感じられるのは
生きていたいと感じるのは、毎日が充実しているとき幸せを感じられたときだ
不安なこと、嫌なこと、落ち込むことがあると生きていたいと思う感情が薄くなってしまう
でもやっぱりどんなときでも
生きていたいとは思う
そしてそれは他の人に対しても思う
生き抜いてほしい
ぼくらには前世とかはあったかもしれない
でもその記憶などは全くない
つまり、前世の自分とは全く違う自分になっているのではないか
同じ命はこのねことは違って、1回しか生きることはできない
色んなことがあるだろう
でも今生きている世界にはたくさんのすばらしいこともある
このねこのように恋ねこを見つけることもある
自分の人生をかけられるような夢をみつけることもある
一生涯付き合っていける友との出会いもある
あなたが生きていることで喜ぶ人がいる
この今の世の中をどう生きるのか
あなたは今満足していますか?
それがどうして満足してるのかもしくは満足していないのか
考えてみて、自分を見つめなおしていく糧にしてにしてほしい
自分として1回目の人生
自分の命をどう使うのかを一緒に真剣に考えてみませんか?