教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

人によって課題は違うのに、同じことをやっていていいのか。

人によって課題は全然違う。

これは学校の先生をやっていた時には気づいていたけど、見ないふりをしていた部分だと思う。

授業として進まなければいけないことがある。だが、30名ほどの生徒がすべて同じ課題ではない。

教科書に書いてある漢字からわからない子がいれば、計算の仕方がわからない子もいる。反対に教科書の内容は、完全に理解しているよって子もいる。

だからこそ課題の設定というところがカギになってくる。すべての子が同じ課題に取り組むような学校の授業では、同じ課題にどうやったらすべての子が寄り添い協力し合えるのかを考えてプランを作り実行していく必要がある。

そのためにはルールを設定したり、導線を組み立てていくこと、こちらが入りすぎないというのも大事だ。あくまで補助としての体制を作り、教え合う楽しさを伝えてあげればあとは彼らの思うように動いていく。教え合い理解を深めようとしている。

今年から非常勤として理科を教えに行っているが、自分が一番いいなと思った光景が休み時間まで教え合う雰囲気があるということ。そしてわかったという顔がいたるところで見れること。

塾のほうでは、各個人によって課題は違う。それこそ100点をねらいにいく子と60点をねらいにいく子では、やることは全然違う。まずは勉強に慣れることが課題だったり、ケアレスミスをどうやってなくすのかが課題だったり、時間配分をどうするのかが課題だったりする。それぞれの課題は違う。

だからこそ、一人一人に寄り添うことでその課題への向き合い方を一緒に考える必要がある。

学校と学校外に関わる今だからこそ。やっていくことが少しずつだが、見えてきている。日々自分も勉強する毎日だ。

大人の課題も人それぞれ。

似ていることはあるが、同じことはない。