本当に必要な試行錯誤する力。習っていないとできないとは言わせない。
「先生~この問題習っていないからできません。」
教える仕事をしているとこの場面に出くわすことがある。
習っていないからできない。
これは教えられることが当たり前の状況が生み出してしまった結果だと思う。
つまり受け身体質になってしまっていて、道を示してもらわないと動くことができない。自分からあーでもない。こーでもないと頭をウンウンさせながら解くということができなくなってしまった状態である。
例えば習っていなかったら自分でやり方を調べればいい。
パソコンを使うようになってExcelでマクロだのブロックアップなどよくわからない単語を耳にした。こういうことはだれも教えてくれない。自分でグーグルを使って、「Excel ブロックアップ 使い方」と検索したら使い方を知ることができる。あとはどうやったら自分の求める式にすることができるのかは試行錯誤してみるしかない。
キーボードをカタカタたたいていたらなんとかできるようになっていた。こういう経験でしか本当の理解もできないし、応用力もついていかない。まずは自分でどうにかこうにか検索してみたり、頭で考えてみたりして、手を動かしていく。だれかにすぐ聞いて教えてもらって見つけ出すのもいいが、自分で試行錯誤していくほうがいい。
試行錯誤していくのにおすすめなのが、ジグソーパズル。
このピースかな?このピースなのかな?
と当てはめてみては、取り外して、当てはめてみては取り外してということをやっていく。
試行錯誤して何日間もかけてできあがった時には、とてつもない満足感を得ることができる。
もちろん。説明書などないし、習ったこともない。教えてくれもしない。
試行錯誤して、手を動かして作ってみる。そうした経験が今後社会にでたときに生きてくる。
習ってないからできないのではない。君がそこでやることをあきらめたからできないんだよ。
僕も状況は一緒だ。今まで習ったこともないことに毎日取り組んでいる。何が正解なのか。どうやったらうまくいくのかはだれも教えてくれない。だから調べるし、勉強するし、手を動かして色々試してみている。そうやって少しずつどうすればいいのかが見えてくる。習ってないからできませんなんて言ってもだれも教えてくれないからね。
試行錯誤しながら、前へ前へ今日も歩みを止めないこと。ただそれだけなんだ。