教育で明日をもっとBON!!ブログ

bonとはフランス語で「良い」という意味があります。元教師、現塾講師が教育で明日をもっとBON(良い)な日にするエッセンスを届けます!

成績を上げるために必要な2つのこと

1月になり、いよいよ受験が近づいてきました。

塾でも受験生と共に朝から一緒に勉強をしています。

生徒からよく

「どうやったら成績があがりますか?」

と聞かれるので、それに対する答えはいつも決まっていて

「努力と工夫」

です。魔法のような答えは実はもうこの時期はありません。

そのあとにこちらからの質問として

「どうして成績をあげたいの?」

と聞くと親から怒られるからとかなんとなくという答えが返ってくる場合もあるので、その時はまだ、成績を上げる目的が自分事になっていないので、そこから話をするのですが、自分事になっている子はこの時期だともう受験が迫っているので、魔法のような解決方法を探しています。

ですがそんな魔法の方法はなく、やれることは勉強の質と量を改善していくことなんですね。

 

① 勉強の量

まだ勉強量が足りていない場合は、勉強の量を増やすことを伝えます。勉強時間とは、机に向かっている時間ではありません。よそ事をしないで問題を解いたり、解説や教科書や映像教材で学習している時間が勉強時間です。ながら勉強やただ机に向かっているだけで爪をいじったりしている時間は勉強時間ではないです。ちなみに一生懸命教科書を見ながら問題を解いたり、きれいにノートをまとめている作業や何度も漢字をノートに書き写すだけの作業も勉強ではないと言ってもいいほどあまり効果はありません。

勉強=学習している時間です。

この勉強の時間を増やしていく必要があります。

これは社会人も一緒です。結局新人の社員は経験が足りていないというのは勉強の量が足りていないのと一緒です。経験が足りていないなら経験を増やすしかありません。先輩社員とはそこにかけてきた時間が違うので、濃い勉強の時間が必要です。むしろこの勉強時間の確保が社会人にとっては一番の大切かと思います。業務内容の改善やマニュアル化をしていけば、各個人の時間を作り出すことができると思います。今の現状から改善できることはあるのかを見つけていきましょう。

 

② 勉強の工夫

自分に合った勉強方法は自分で色々試してみないとわかりません。そしてたった1回や2回それを試したところでわかるわけもありません。自分にとって合っている勉強ってどんな方法なのかというのはある程度試してみる必要があります。絶対に違うっていう違和感的なものを感じれば話は別ですが、そうでない限り2、3日その勉強法を試してみてから判断することをおススメします。先生から教わった勉強法をどうやったらもっと自分がわかりやすいものにできるのかな?もっと効率よくやるためにはどうすればいいのかなと考えてみることが大切です。きっと先生や先輩や親や友達は色々な方法を教えてくれると思いますが、それがあなたにマッチするかはわかりません。そしてもっといい方法はきっと探していけばあるはずです。そこを探すのが工夫です。色々試してみながら1つの方法だけをやるのではなく、様々なやり方を試してみるのです。そうして初めて「あっ!あの方法が1番自分の中ではしっくりくるな」っていうものを続けていけばいいと思います。

社会人でもこの工夫については一緒ですね。同じことを同じようにやるのではなく、常に1つでもいいから改善していくことが大切だと思います。人間の良さってこの違和感とか不合理さとかそういうものを感じられることだと思います。なんか不便!!ってことを感じる人間だからこそ工夫が生まれ、これだけ便利な社会になっています。その工夫がなくなったら機械と一緒です。

 

【まとめ】

成績を上げるために必要な2つのこと

①勉強の量

②勉強の工夫

 

当たり前のようでほとんどの人ができていないです。ここがちゃんとできる人はきっと社会人になっても努力と工夫を武器に困難が訪れても立ち向かっていくことができると思います。