人はなぜ落ち着いたカフェでバカ騒ぎをしないのか
落ち着いたカフェでバカ騒ぎをしている人を見たことがあるだろうか?
僕は1度も遭遇したことがない。
果たしてなぜだろうか?
おそらく場の雰囲気が原因だろう。
落ち着いたカフェでは落ち着いた音楽が小さい音で流れている。
そして店内の内装も暖かい色合いで落ち着いている。
照明も淡い色をしていることが多い。昼光色(リビングで使われるような光)ではなく電球色(赤っぽい光)が使われる。
落ち着いた音楽、落ち着いた照明、落ち着いた内装
そして店員さんが落ち着いた雰囲気を醸し出していたら自然とお客さんも落ち着いた行動をとることになる。
店内すべてが落ち着いているので、大きな声で喋る必要もない。
逆に大きな声を出してしまうと同席している人に「静かに」と言われるだろう。
落ち着いた雰囲気の場所で大きな声を出すことは「場違い」なのだ。
だからバカ騒ぎなんてものはもう退場レベルで、おそらく出禁になるだろう。
つまり落ち着いたカフェは、安心して落ち着けますよというのが守られた空間なのである。
だから落ち着いて読書をしたい人やちょっと仕事をしたい人や落ち着いた空間でコーヒーを楽しみたい人がやってくる。
つまり大事なのは空間設定である。
このカフェの場合、落ち着いた雰囲気を作ることが落ち着いたカフェを作るために必要な空間設定で、その場の管理者
ここでは店員さんはこの空間設定を守らないといけない。それが崩れた瞬間に落ち着いたカフェという場は崩れてしまう。
だからこそ落ち着いたカフェなのに大きな声で話しているようなグループには退出してもらう必要がある。
そのグループを許してしまうと一気にその落ち着いたカフェという空間の信用がなくなる。
ここを管理者は守らないといけない。これは場を作る人すべてに言えることだと思う。
大事なのは空間設定だ。