【再読記録】嫌われる勇気⑤ ~ライフスタイルを変える~
ライフスタイルとは
その人が「世界」をどう見ているか、また、「自分」のことをどう見ているか。これらの「意味づけのあり方」を集約させた概念=人生のあり方=性格や気質
ライフスタイルは先天的なものではなく、後天的に選びとっているもの。
過去にどんな出来事があってもそれは関係なく、自分のライフスタイルを変えようと思ったら選びなおすことが可能。
自分の性格つまりライフスタイルに不満があり、今の現状に満足していないのであれば、ライフスタイルを変える必要がある。
だが、多くの人は自分のライフスタイルを変えようとはしない。
これはなぜなのかというと、確かに不便で不自由なところはあるが、今のライフスタイルのほうが使いやすくて、そのまま変えずにいるほうが楽だからだ。
つまり慣れているからなのだ。長い間使い古してきたものなので使い勝手もわかっているし、ある程度自分の性格ならこの後こうなるだろうなというのが予想がつく。
だからこそ多少なりとも今のままでいることには不満があっても今のライフスタイルはなかなかやめられない。
だってもしライフスタイルを変えたら、新しい自分に何が起きるのかもわからないし、目の前の出来事にどう対処していけばいいのかもわからない。未来の見通しが立たずに不安が生まれる。そんなときに頭をよぎるのは、
もしかしたら新しい自分になると今よりもっと苦しくなり、もっと不幸な人生が待っているのかもしれない
ということだ。なかなか新しい自分になるという決断ができないのだ。
つまり、新しい自分になる勇気がもつことができないのだ。
周りでキラキラしている人を見ると、「もしもあの人みたいになれたら」と可能性の中で生きている限り変わることはできない。変わるためには今のライフスタイルを捨てて、前に進んでいくしかないのだ。
他の誰かになることはできないが、自分のライフスタイルを変えることはできる。選び直すことはいつでもできる。
たとえ過去にどんなことがあろうとライフスタイルを決めるのは「いま、ここ」を生きている私自身なのだから。
ただ、変わるためには勇気が必要なのだ。勇気をもつためには自信が必要なのだ。
自分は大丈夫。あなたは大丈夫。自信をつけ、前へ踏み出す一歩を進んでいく。
過去の再読記録
① 原因論と目的論
② 感情は道具である
③ 自分に与えられているものはなにか
④ 人はみな自分のためになること(善の行動)をする